【ボカロ】アスノヨゾラ哨戒班の魅力を全解説! 歌詞・イラスト・コード

2021年08月04日 21:24

作った人

曲・歌詞 ― Orangestarさん @MikanseiP
イラスト ― M・Bさん @yo_draw
声 ― IA (ボーカロイド)

アスノヨゾラ哨戒班とは

Orangestar(蜜柑星P)さんによる14作目のVOCALOIDオリジナル作品。
YouTube、TikTokを初めとした動画サイトで歌ってみた投稿がされるなど人気の高い作品です。

もくじ

・歌詞
・美しいMV
・シンプルな構成
・ピコピコ音
・カバーのしやすさ
・歌える人はすごい

歌詞

この曲の歌詞は、場所、季節や時間などの具体的な単語があまりないところが特徴的です。あるのは、「僕」の心の内を表す言葉ばかり。「未来が怖くて」「明日よ もう来ないでよ」といった劣等感から始まり、2番以降主人公は「いつまでも僕ら一つ」「笑っていよう」と、未来を明るく捉えられるようになっています。このような心情の変化に文字数を多く使っているところが、アスノヨゾラ哨戒班ならではです。また、具体性を欠いているところが、聴く人が自分のことのように「アスノヨゾラ」を考えられるきっかけになっています。

「気分次第です僕は」という出だしも印象的です。また「今日の日をいつか思い出せ未来の僕ら」など、ところどころのフレーズがとても美しく、青春を想起させます。Orangestarさんのセンスに脱帽です。

美しいMV

この曲のMVは、主に4つのパートに分けられます。


・落ち着いたAメロ部分
  黒い背景に抽象画のようなイラスト(何かわかる方がいたら教えてください!)
                                 ↓
・1番のサビまで
藍色の夜空を落下する少女の絵
                                 ↓
・2番
 モノクロになった空のみの絵
                                 ↓
・ラスサビ
 色彩豊かな空を落下する少女の絵

これらの絵が曲の盛り上がりに応じて切り替わります。アスノヨゾラ哨戒班の映像を愛しているファンはとても多く、SNSのアイコン画像に使う人もたくさんいるほどです。
MVの美しさは、アスノヨゾラ哨戒班の人気が衰えない理由のひとつだと思われます。

シンプルな構成

アスノヨゾラ哨戒班を聴いた時にびっくりするのが、音数の少なさです。
最初の部分は、メロディ、ベース、中低音の動きくらいしかありません。しかし、サビからは上からのピコピコや和音隊、打楽器などが加わります。
この、わかりやすいくらいの起伏が聴く人の胸を打つのだと思います。
初めて聴いた時、誰しもがサビの時点で「おっ」と思ったはずです。
そのあと、2番に入るとまた落ち着いたサウンドに戻ります。そして、ラスサビでまた盛り上がる、という構成です。

楽曲のお手本のようなつくりになっています。その単純さこそがこの曲の肝であり、短い3分間の中で最高の気分を味わえる秘密になっているのです!

ピコピコ音

この曲のもう1つの魅力は電子音です。
中盤から、主旋律を引き立てるためのメロディが後ろで鳴り始めます。その音が俗に言うピコピコ音です!
もちろん最初の方から電子音は鳴っているので、ぜひその聴こえ方に注目しながら聴いてみてください。
電子音は若者が親しみやすいため、人気があるのだと思います。

また、部分によってはヘッドホンで聴いた時に、左右から交互に聴こえるようになっている箇所があります。よくある手法ですが、これによって聴覚を刺激されて、聴く人の感情をたかぶらせることができるのだと思います。

カバーのしやすさ

この曲は、コード進行(ピアノの左手部分)がはじめから最後までずっと同じです。

#Fm→D→E→A

「ファのシャープ→レ→ミ→ラ」
の繰り返しになっています。

そのため伴奏がとても弾きやすいです。
TikTokでギターの弾き語りが多く見られるのは、このような理由からだと思われます。


しかし、歌の難易度は高いです(゚ロ゚)

歌える人はすごい

この曲は音域がとても広く、2オクターブ以上あります。ドレミファソラシドを2回歌える人でないと立ち向かえません。

サビでは高音域を行ったりきたりするため、強い喉と肺活量が必要です。
さらには、テンポが速く早口の部分もあるので、滑舌が悪いと終わります
\(^o^)/

歌える人は本当に凄いと個人的に思います。
暇な方はぜひ挑戦してみてください。

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